岩手県の達増拓也知事は12日、職業差別発言と問題化し、静岡県の川勝平太知事が辞任する引き金になった今月1日の新規採用職員への訓示を「典型的な不適切発言だったと思います」と一刀両断した。
会見で達増知事は「シンクタンクがやるような仕事を県の仕事でもやりますけど、県は現場を持っているのが強みというところがあって、牛を飼ったり、野菜を売ったり、物を作ったりという研究を担当する職員もいれば、現場に入って生産者と一緒になって向上を図っている職員もいる」と述べた。
一方、全国知事会長の村井嘉浩宮城県知事が言及した国スポ(旧国体)について「県の持ち出し予算、県が動員しなければならない人手、これは負担が大きいとな思っている。それを国が国家的な行事という観点から国が直接、予算を確保し、国の方でさまざまな人手を確保した方がよい。それができないと全国の都道府県が今までのような形での開催は極めて困難であろう」との認識を示した。
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