教職員の働き方や職場環境を見直して教職の魅力や、やりがいを積極的に発信しようという県の「教職の魅力化作戦会議」が21日開かれました。
夏前には提言を取りまとめる予定です。
教職の魅力化作戦会議のメンバーは長崎大学教育学部の木村国広 教授を座長に学校やPTA、行政、それに有識者などです。
2023年度に発足して、3回の会議を開き提言案が示されていて、21日も活発な議論が交わされました。
木村座長
「学校教育の充実というのはど真ん中に子どもがいますので、そこを大事にしないと」
委員
「先生に有難うっていう気持ちで接することができたら、先生がもっと幸せを感じるそうするともっと頑張れる」
県内でも教職員の志願者数は低迷し、教員のなり手不足が深刻化しています。
教職は子どもたちの成長を目の当たりにできるやりがいがある一方で、長時間労働や精神的な負担、保護者への対応など「ブラックな職場環境」とも呼ばれています。
特に長時間労働に関しては県が行ったアンケートで小中学校18.1%、県立学校で7.8%の教員が時間外勤務45時間を超えています。
国は残業代の代わりに支払われる「教職員調整額」を、これまでの月額給与の4%から10%以上に引き上げる方針ですが、「定額働かせ放題」に変わりはありません。
会議は教師が子供と触れ合う時間を十分持てるよう、教師の仕事をサポートする支援員の配置を拡充するなどの提言をまとめることにしています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。