衆院政治改革特別委で質問する自民党の山下貴司氏
自民党の山下貴司元法相は、立憲民主党の岡田克也幹事長が、今月27日に大阪府内で政治資金パーティーを開催する予定だと説明。立民幹部では、安住淳国対委員長が4月下旬にパーティーをすでに開催し、大串博志選対委員長も6月17日に開くとした上で「法律が通らなければ、(パーティーを)やり続けるのが立民のスタンスか」と訴えた。公明党の中川康洋氏も「整合性が取れず言行不一致ではないか」と主張した。 法案提出者として答弁した立民の本庄知史氏は「法案の成立や施行前に所属議員に開催自粛は求めず、各議員の判断に委ねるのが党の方針だ」と反論。岡田氏は記者団に「自民がパーティーをやり放題の中で、自分たちの手を縛ると競争にならない」と強調した。泉健太代表も記者会見で「『法案提出時点で禁止しないとだめだ』というのは現実的ではない」と述べた。 共産党の塩川鉄也氏は、自民案提出者の鈴木馨祐氏が代表を務める党支部の2021年の政治資金収支報告書に計66万円の記載漏れがあったことを追及。鈴木氏は事実を認めたものの「事務所のミス」と繰り返し、塩川氏は「そもそもこの法案を出す資格はない」と指摘した。衆院特別委は27日も開かれ、参考人質疑が行われる。(井上峻輔) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。