気象庁によりますと、強い台風1号は、29日午前11時には、南大東島の南110キロの海上を1時間におよそ45キロの速さで北北東へ進んでいるとみられます。

中心の気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径35キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。

台風は今後、勢力を維持しながら北東へ進み29日昼過ぎから夕方にかけて大東島地方へ最も接近する見込みです。

気象台は午前10時19分、大東島地方に暴風警報を出しました。

大東島地方では風が強まっていて、北大東空港で29日午前10時36分に21.1メートル、南大東島で午前9時55分に17.8メートルの最大瞬間風速を観測しています。

大東島地方の29日の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルと予想されています。

また、沿岸の海域では、うねりを伴って大しけとなる見込みで、29日の波の高さは6メートルと予想されています。

気象台は、暴風や高波に警戒するよう呼びかけています。

大東島地方では、今夜遅くにかけて積乱雲が発達し落雷や竜巻などの激しい突風による被害が出るおそれがあります。

発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物の中に移動するなど、安全の確保に努めてください。

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