西垣友香キャスター:
昨日は強い風が吹きました。その突風の予兆と対処法をお願いします。
米津龍一 気象予報士:
最大瞬間風速28.8mというのはもうほぼほぼ台風並みに近い強風とも言えます。
それがなぜ起こったのかを見ていきますが、結論としては、活発な積乱雲が通過したことによって大気の状態が非常に不安定だったことが考えられます。
きのうの午後3時の雨雲レーダーですが、夕方頃はそこまで雨の強さは強くなかったんですが、夜になってくるとだんだん色が濃いもの映ってます。
これがちょうど南西方向から入ってきて、河口湖で突風が起こったものと考えられます。
この突風というのは非常に予測が難しく、局地的に起こるものです。ただ、場合によっては、予兆があるときもあります。それは天気急変のサインです。
真っ黒い雲が近づき、あたりが急に暗くなる
雷の音が聞こえる
急に冷たい風が吹いてくる
こういう場合は、活発な積乱雲が起こる天気の前触れとも言えます。
なかなか予測するのが難しいので、天気予報の中で「大気の状態が不安定」という言葉。さらに、気象庁から雷注意報が発表されていると、リスクが高いとお考えください。
そういう危険を感じた場合、どうしたら良いかというと、
頑丈な建物の中に入る、あるいは部屋の中にいる場合は、窓のない部屋に移動するなどです。
これから大気の状態が不安定な状況まだまだ続く可能性ありますので、皆さんくれぐれもお気をつけください。
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