石川 奥能登地域 コメの作付面積 去年の6割程度の見通し

石川県は奥能登地域の4つの市と町の農家を対象に調査を行うなどして、ことしのコメの作付面積を推計しました。

それによりますと、ことしは能登半島地震の影響で田んぼに亀裂が入ったり水を運ぶ施設が壊れたりする被害が相次いだことから、奥能登地域でのコメの作付面積は去年の6割程度のおよそ1600ヘクタールにとどまる見通しだということです。

また例年この時期に行われるかぼちゃやブロッコリーといった野菜の作付面積も去年の5割程度のおよそ35ヘクタールになるとしています。

石川県は農地の復旧作業を急ぐとともに、補助金をはじめ活用できる制度について説明するなどしてきめ細かく支援していきたいとしています。

農業を取り巻く現状について馳知事は「よく5割、6割の段階まで持ち直したとも言えるが、生産ができなければ奥能登地域から人は離れ土地の状況も変わってしまう。来年には元のように農業を再開できるよう支援したい」と述べました。