近畿地方は6月21日(金)に梅雨入りの発表がありました。平年より15日遅く、史上3番目に遅い梅雨入りとなりましたが、さっそく週末は大雨に警戒が必要です。梅雨前線はどんどん北上、23日(日)は北陸付近に停滞する見込みです。南の太平洋高気圧が強まるためで、雨雲の材料となる暖かく湿った空気の流れ込みも強まりそうです。

 22日(土)は夕方から大きめの傘の出番で、23日(日)は夜をピークに大雨となるでしょう。土日ともに最低気温は22℃くらい、最高気温は30℃前後で、不快な蒸し暑さが続きそうです。22日(土)は近畿で早ければ昼過ぎから、雨の降る所があるでしょう。

 特に23日(日)は北部や中部に発達した雨雲がかかって、京阪神でも激しい雨や雷雨となるおそれがあります。これまでの大雨の影響が残る分、土砂災害や河川の増水に十分注意が必要です。

 23日(日)夕方までの24時間雨量は多い所で150mmの予想です。これはこの時期の南部にとって10日分ほどの雨量である一方で、北部では1か月分に相当します。ふだん雨の少ない日本海側を中心に災害の危険度が高まるおそれがあります。

 23日(日)と24日(月)は各府県に大雨警報が発表される可能性があり、交通への影響にも気を付けましょう。

 来週中頃にかけて北部を中心に雨が降るでしょう。また、肌がべたつくような暑さも続く見込みです。

 各地の最低気温は、来週にかけて平年より高めの日が多く、和歌山など25℃を下回らない熱帯夜となる地点もありそうです。寝苦しくなりますので、タオルケットなど寝具は夏物に変えておくと良さそうです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。