気象庁によりますと、北陸から山陰にかけての一部の沿岸では、5日現在、潮位がふだんに比べて10センチから15センチほど高くなっています。
日本海で西風が吹き続けたことや、対馬暖流が強まり海水温が上がって膨張したことが影響しているとみられ「異常潮位」と呼ばれています。
「異常潮位」は、少なくとも今月上旬までは続く見込みです。
夏から秋にかけては年間でも潮位が高く、6日の「新月」の前後は大潮の時期にあたるため、北陸と山陰をはじめ、瀬戸内海や沖縄では来週10日の水曜日ごろにかけて満潮時の時間帯を中心に海岸や川の河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがあります。
この期間中に台風や低気圧が近づいた場合はさらに潮位が上昇するおそれがあり、気象庁は高潮の注意報や警報、潮位の情報に十分注意するよう呼びかけています。
石川県の沿岸では、能登半島地震の影響で浸水や冠水が起きやすくなっているところがあり、注意してください。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。