倉敷市真備支所には献花台と犠牲者をまつった標柱が設置されていて、6日午前、伊東香織市長や地域の人たちが訪れ、献花台に花を手向け静かに手を合わせていました。

西日本豪雨で岡山県内では災害関連死を含めて95人が亡くなり、今も3人の行方がわかっていません。

このうち75人が亡くなった倉敷市は、特に被害が大きかった真備町で毎年追悼式を行ってきましたが、市はことし地元の人たちと協議し、河川や堤防の改修が計画どおり終わったことなどから1つの区切りとして追悼式を実施しないことにしました。

伊東市長は「追悼の気持ちはこれからも変わらない。犠牲になった人たちの思いを引き継ぎ、災害の記憶と教訓をこれからのまちづくりに生かしていきたい」と話していました。

「真備地区まちづくり推進協議会連絡会」の野田俊明会長は「被災して真備から転出したが、再び戻りたいという人もいる。協議会としてこうした人たちにどのような支援ができるか考えていきたい」と話していました。

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