広島県内はきのう夜からけさにかけて非常に激しい雨が降り大雨となりました。この影響でJRの在来線は県内の全線で始発から運転を見合わせています。

梅雨前線が中国地方をゆっくりと南下し活動が活発となったため、きのう夜からけさにかけて県内では発達した雨雲が断続的にかかりました。

各地で観測された1時間雨量は、きのう夜には庄原市で62ミリ、三次市で60・5ミリなど北部を中心に非常に激しい雨を観測。また、きょう未明には呉市で44ミリ、大竹市で34ミリなど南部でも激しい雨となりました。
24時間雨量は県の北部や南西部を中心に100ミリを超える大雨となりました。

この大雨の影響で、JRの在来線は県内の全線で始発から運転を見合わせています。JR西日本によりますと、芸備線と福塩線については終日運転を取りやめますが、山陽線と可部線、呉線は午後以降に運転を再開する見通しだということです。
県内の高速道路などそのほかの交通機関には大きな影響は出ていません。

前線の南下に伴って発達した雨雲のエリアは広島県の南へと移ったため激しい雨のピークは過ぎています。県内に出ていた大雨や洪水の警報は午前5時半前にすでに解除されました。

広島県の雨は小康状態となり全般に曇り空となるでしょう。四国では昼前までは激しく降る所がありそうです。最高気温は広島や呉で30℃、福山と庄原で29℃の予想で蒸し暑く感じるでしょう。今週は梅雨前線の影響を受けやすく梅雨空が続く見込みです。

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