2012年7月の「九州北部豪雨」では、各地で土砂災害や川の氾濫が発生し、熊本県内では阿蘇地域を中心に23人が死亡、2人が行方不明となるなど甚大な被害が出ました。

このうち、21人が亡くなり1人が行方不明となった阿蘇市では、発生から12年となる12日、市の職員などおよそ30人が出席して追悼の行事が行われました。

午前9時に、市内全域に防災行政無線でサイレンが鳴らされると、被害の大きかった市の東側に向かって黙とうしました。

そして佐藤義興市長が「豪雨の経験を風化させることなく、安心安全に暮らせるまちづくりを今後も進めていく」と述べました。

式のあと佐藤市長は「多くの方が亡くなる被害が二度と繰り返されないよう、これからも1年1年当時のことを市民と共有しながら、一人ひとりが尊い命や財産、周りの方々の命を守ることのできる地域にしていきたい」と話していました。

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