気象庁によりますと、26日午前6時半の時点で、24時間に降った雨の最大の量は山形県の
▽新庄市で389ミリ、
▽真室川町で384ミリ、
▽酒田市で289ミリなどと
県内6つの観測地点で気象庁が統計を取り始めてから最も多くなっています。

これらを過去に観測された最大の雨量と比べると、
▽新庄市はおよそ1.4倍、
▽真室川町はおよそ1.3倍、
▽酒田市はおよそ1.6倍に達しています。

また、48時間に降った雨の量は秋田県の
▽由利本荘市東由利で275ミリ
▽湯沢市で246.5ミリ、
▽東成瀬村で235.5ミリとなっています。

各地で過去に観測された最大の雨量と比べると、
▽由利本荘市東由利はおよそ1.6倍、
▽湯沢市はおよそ1.5倍、
▽東成瀬村はおよそ1.4倍に達しています。

山形県ではこれまでにも過去に観測された最大の雨量を超える雨が降り、大きな被害が発生したことがあります。

2020年7月の大雨では、山形県の村山市や山形空港など3つの観測点で24時間の降水量がいずれも気象庁が統計を取り始めてから最も多くなりました。

山形県内では最上川が堤防から越水し、
▽酒田市で90代の女性が避難中に転倒して足の骨を折る大けがをしたほか▽700棟余りの住宅が浸水しました。

山形県や秋田県では川の水位が高く、地盤が緩んでいる状態が続いていて、雨がいったん弱まっても、今月30日ごろにかけて再び強まるおそれがあります。

引き続きすでに安全な場所にいる人は避難を続け、建物の2階以上や山の斜面から離れた場所にいる人などは無理に移動したりせず、身の安全を確保するようにしてください。

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