国連のグテーレス事務総長は25日、ニューヨークの国連本部で会見し、世界の平均気温はことし6月まで13か月連続で観測史上最高を更新し続けていることや、暑さに関連して世界で年間、推計で50万人が死亡していることを明らかにしました。

その上で「分断された世界を結び付けるものが1つあるとすれば、われわれ全員がますます暑さを感じているということだ。地球は一層暑くなり、あらゆる場所が危険になっている」と強い危機感を示しました。

また、「極端な暑さは経済をますます疲弊させ、不平等を拡大し、SDGsを弱体化させ、人々の命を奪っている」と述べた上で、「原因は、化石燃料の使用による人為的な気候変動だ」と強調しました。

そして、グテーレス事務総長は「世界は気温上昇の課題に立ち向かわなければならない」と述べ、国際社会に気温上昇を防ぐ対策を急ぐよう改めて訴えました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。