米津龍一気象予報士:

週末のお天気ポイントはこちら。

この週末も猛暑とさらに天気の急変に要注意です。

まず天気の急変の話からしていきます。

高気圧に覆われますので、あすは午前中は晴れそうです。

ところが、日本の南に低気圧があります。低気圧は反時計回りに風が吹きますので、雷雲のもととなる暖かく湿った空気が入り込んできやすいんです。

これによって、午後は雲が湧いてきて、さらに雷雨のおそれがあります。

その雷雨の中心場所がどのあたりかというと、あすの土曜日は中西部が中心と見ています。

あさって日曜日はこの低気圧や前線がより南下してきます。

そうなると、この低気圧や前線に向かって勢い良く暖かく湿った空気が流れ込みやすいんです。

ですから、日曜日の方が広範囲で激しい雷雨のおそれがあります。

どのあたりが危険か詳しく見ていきます。

あす土曜日の午後3時から午後6時の時間帯が天気急変のピークと考えています。
赤色で表すのは雷が鳴りやすい確率50%以上です。

この中北・峡東・峡南のあたりが中心です。富士五湖も一部発雷確率50%以上です。
局地的に雷雲が湧いて、あすは風が北から南へと流れる予想となっていますので、山沿いで雨雲が湧くと盆地の方にも入ってくる可能性があります。

あさって日曜日は正午から午後3時の時間帯がピークと考えていまして、特にこの
濃い赤色で表す雷が鳴りやすい確率75%以上です。

これが出てくるともうほぼほぼ雷雨間違いないという状況となりますので、山や川のレジャーを計画されている方は、くれぐれも天気の急変に要注意です。

こちらをご覧ください。天気急変のサインです。

まっ黒い雲が近づき周囲が暗くなる。さらに、雷の音が聞こえる。急に冷たい風が吹いてくる。こういった現象は、天気急変となりますので、その場合は身の安全を確保する行動をお願いします。

具体的に言うと、頑丈な建物の中に入ること、窓のない部屋に移動すること。これは突風が吹いてガラスが割れてしまう可能性がありますので、窓のない部屋に移ってもらうというのが重要となります。

そして気温です。
代表して県内6地点の気温と熱中症の危険度をご覧ください。

甲府、勝沼、南部はあすも35℃以上の猛暑日が続く見通しです。気温が低い
大月でも熱中症の危険が一番高くなりますあさって日曜日の方が雲が広がりやすいので熱中症の危険度は、変わらないということになります。
湿度が高いので、熱中症のリスクってのは湿度が大きな要因なんです。

ですから、あすも暑さの警報ともいえる熱中症警戒アラートが出ていますので、午後の外出をなるべく控えていただいて、涼しい室内でお過ごしください。

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