8日午後4時半すぎ、宮崎県で震度6弱の揺れを観測する地震があり、気象庁は高知県などに津波注意報を発表したほか、午後5時に「南海トラフ地震臨時情報」を発表し、南海トラフ地震との関連について調査を始めました。

安芸市にも津波注意報の対象となる中、午後5時半から、市制70周年を祝う祝賀会が市内のホテルで開かれ、横山幾夫市長が参加したということです。

祝賀会はおよそ130人が参加し、飲酒を伴って午後8時まで開かれる予定でしたが、気象庁が午後7時15分に次の巨大地震に注意を呼びかける「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表したことを受けて、午後7時半ごろ終了しました。

その後、市長は午後8時から市役所で開かれた災害対策本部会議に出席したということです。

安芸市危機管理課は取材に対し、「津波注意報の発表を受けて市役所で職員などが情報収集にあたっていたが、市の地域防災計画では、この時点で災害対策本部の設置や、市長を参集する計画にはなっていない」としています。

横山市長は「初めての『臨時情報』の発表で、『調査中』という状況の中、すぐに中止するという判断にはならなかった。『巨大地震注意』が発表されれば、中止するつもりだった。今後は『調査中』の段階で、どういう対応を取るべきか検討したい」と話しています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。