今月9日の午後8時前、神奈川県西部でマグニチュード5.3の地震が発生し、厚木市、中井町、松田町、清川村で震度5弱の揺れを観測したほか、東京都、埼玉県、山梨県でも震度4の揺れを観測しました。

地震の発生から16日で1週間となりますが、神奈川県西部では地震が続いていて、震度1以上の揺れを観測したのは地震の発生以降16日正午までに7回で、このうち、14日には最大で震度3の揺れを観測したほか、15日には最大で震度4の揺れを観測しました。

気象庁は、ふだんより地震が多い状況は当面続く可能性があるとする一方、想定されている首都直下地震や南海トラフの巨大地震との関係については、「発生場所や地震の規模から、直接の関係があるとは今のところ考えていない」としています。

また、およそ100年前の関東大震災を引き起こした地震と、震央の位置が比較的近くなっていますが、この地震との関連については「地震のメカニズムが当時と同じプレート境界型なのかは特定できていない。また、岩盤が割れた領域も完全には一致していないため、特段の関係があるとは考えていない」としています。

そのうえで、揺れの強かった地域では落石や崖崩れなどが起こりやすくなっている可能性があるとして、今後の地震活動に注意するよう呼びかけています。

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