強い台風10号は25日、日本の南を1時間におよそ30キロの速さで北西へ進んでいます。台風は28日以降、九州から東海地方に接近、上陸し列島縦断する可能性もあります。

気象庁によりますと強い台風10号は、25日正午には日本の南にあって1時間におよそ30キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで中心から半径55キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心から半径280キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風の進路予想を詳しく見ていくと…

▼台風の中心は12時間後の26日午前0時には日本の南の半径65キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルが予想されます。予報円の中心から半径140キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。

台風10号進路予想図(25日正午)気象庁HPより

▼24時間後の26日正午には日本の南の半径95キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルが予想されます。
予報円の中心から半径185キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。

台風の中心が予報円に入る確率は70%です。

台風10号進路予想図(25日正午)気象庁HPより
台風10号進路予想図(25日正午)気象庁HPより

台風の接近前からゲリラ雷雨に注意・警戒

日本気象協会tenki.jpによりますと、台風10号の北上に伴い、あす26日から九州~関東の沿岸部では次第に南風が強まり、波が高くなる見込みです。

台風周辺から非常に湿った空気が流れ込むため、大気の不安定な状態が続きます。局地的な激しい雨や雷雨にご注意下さい。

台風接近前からゲリラ雷雨が続くため、雨量が多くなっている所に台風本体の雨雲が近づくと災害の危険度が更に高くなるため土砂災害などに警戒が必要です。

雨風シミュレーション26日(月)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。