宮崎市によりますと、今月28日午後11時ごろに、大淀川の南側の地域などで発生した突風では、これまでに750棟余りの建物で被害が確認されているほか、重症者1人を含む30人がけがをしたことが分かっています。

31日朝は午前8時半ごろから、宮崎地方気象台や福岡管区気象台の職員など10人が3つのグループに分かれて、南宮崎駅の周辺など被害報告の多かった3か所で調査を行いました。

職員たちは、突風による被害があったエリアの特定や、突風の種類や強さ、それに進行方向などを判断するために、被害にあった人から気圧の変化の兆候の1つとされる耳鳴りを感じたかなどを聞き取ったり、現場の写真を撮影したりしながら調査を行いました。

調査班の1人、福岡管区気象台業務課の金山智教課長補佐は「被害報告のあった場所を参考に調査し突風の動く方向や強さなどがある程度、わかってきました。おおむね西から東に進んでいるとみられるが、今回の突風被害が一連のものなのかなど、精査していきたい」と話していました。

31日の調査結果は夕方以降、発表される予定です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。