熱海市の担当者によりますと30日夕方、火葬場の業務委託先から「ごう音とともに土砂が流入してきた」と連絡があったということです。

当時、利用者はおらず、職員はすぐに避難してけが人はいなかったということです。

31日午前の時点でも、施設の1階部分に大量の土砂が堆積していて、利用できない状況になっています。駐車場も泥につかり、建物の裏側からは濁った水が流れてきていました。

熱海市市民生活部の小圷透部長は「公共施設でこんなに大規模な被害は初めてだ。復旧にはかなりの時間がかかりそうなので、周辺の自治体と調整して対応していきたい」と話していました。

熱海市ではこのほか、斜面の崩落や沢からの土砂の流入によって複数の道路が通行止めになっています。

市内で喫茶店を営む80代の男性は「目の前の道路が川のようになった。雨は降り続くでしょうし、これからどうなるか心配です」と困惑した様子で話していました。

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