「あなみずスマイルマルシェ」と名付けられた仮設商店街は、穴水町が被災した地元の商店街の一角で建設を進めていて、平屋のプレハブの建物に飲食店や美容院など9つの店が入居する予定です。

入居する店の多くは町内で営業していた店ですが、地震で廃業を決めた地元の釣り具店の従業員が新たに開業する店も入る予定だということです。

入居する店は水道料金や光熱費を負担するものの家賃は無料で、原則として2年間入居できるということで、穴水町は地元の商店街の復興にもつなげたい考えです。

この仮設商店街は今月5日に建物が完成した後、それぞれの店が順次オープンする予定で、来月6日にはすべての店が営業を始めることになっています。

穴水町の吉村光輝町長は「この仮設商店街が復興のシンボルになるよう活用していく。そしてもとの商店街を復興させ、地域の活性化につなげたい」と話していました。

石川県内ではすでに七尾市で仮設商店街が営業を始めていて、今後、輪島市や珠洲市などでも仮設商店街がオープンする予定です。

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