2015年の「関東・東北豪雨」では鬼怒川の堤防が決壊し、常総市では市内のおよそ3分の1が水没し逃げ遅れて救助された人は4000人を超えました。
豪雨から今月10日で9年になるのを前に、常総市の石下小学校で5日、防災教室が開かれました。
このうち5年生のクラスでは、防災教育に取り組んでいる茨城大学の伊藤哲司教授が写真を使って当時の浸水の状況や家財が流された様子などを伝えました。
このあと災害時にどのような行動をとるべきかを学ぶ授業が行われ、このうち大雨が続いているものの経験則で「川は氾濫しない」と話す高齢の家族を前にどのように行動すべきかを議論しました。
子どもたちは「説得して避難したほうがいい」など、互いに話し合いながら防災について考えていました。
5年生の男子児童は「家族と避難経路を決めて安全に避難できるようにしたいです」と話していました。
伊藤教授は「講義をきっかけに子どもたちに家族と真剣に話をして大人に働きかける役割も担ってもらえたら」と話していました。
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