新設されたのは、市立輪島病院の介護医療院です。
自立した生活が難しい高齢者に介護サービスを提供するための施設で、最大で18人を受け入れます。
運用が始まった10日は、避難所生活が続く中で歩くことなどができなくなったという99歳の女性が入り、職員が体温や血圧を測って健康状態を確認したあと、食事の介助にあたっていました。
能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市では、特別養護老人ホームをはじめ、高齢者を受け入れる施設の多くが再開できない状態が続いています。
市や病院は、介護医療院の新設によって、提供が難しくなっている介護のニーズに少しでも応えていきたいとしています。
介護医療院の浜谷由紀看護師長は「介護が必要な高齢者の受け皿を少しでも早く確保しようと、構想から2か月半で運用を開始しました。輪島市で安心して暮らしたいという高齢者の気持ちに応えていきたい」と話していました。
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