23日の高知県内は雨の一日となり、これから24日にかけても雨が降り続く見込みです。西部では場所によって地震で地盤が緩んでいる恐れがあり、土砂災害への注意が必要です。

四国の南の海上に停滞する前線の影響で、県内は雨が降り続いています。17日の地震で震度6弱を観測した高知県宿毛市では、住宅の屋根瓦が落ちたり外壁が剥がれ落ちたりする被害が発生しましたが、雨の中でも復旧作業が続いています。

(市役所職員)
「ブルーシートと、おもりにする土のうです」

宿毛市役所では、23日の朝もブルーシートを受け取りに来る被災者の姿がみられました。宿毛市では、被災証明書が発行された人にブルーシートを配付していて、これまでに200枚以上が配られているということです。

(ブルーシートを受け取りに訪れた女性)
「外壁の一部が破損したんですね。後が怖くて。まだ地震が、震度1とか2とか、あるでしょ?ですから、ちゃんとしていないとお隣に迷惑をかけますし」

さらに、石川県小松市の大手建設機械メーカー小松製作所の創業者が宿毛市出身という縁で、ブルーシート500枚と土のう袋1万4000枚が寄付されています。
宿毛市のブルーシートの備蓄は200枚ほどしかなかったため、市の担当者は今回の寄付が「非常に役に立っている」と話しています。

高知県内は、23日、一日雨に見舞われましたが、これから24日にかけても雨が降り続く予報となっています。「警報レベルの大雨」とはならない予報ですが、17日に地震が発生した宿毛市を中心とする西部では場所によって地盤が緩んでいる恐れがあり、土砂災害への注意が必要です。

また、雨の影響でJR土讃線の高知~窪川間、土佐くろしお鉄道の中村・宿毛線は特急列車の運転を見合わせています。

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