米津龍一気象予報士:

あすはちょっと驚きな気温になりそうです。あすのお天気、ポイントはこちら。

4月としては記録的な暑さとなりそうです。

なぜなのかを説明していきます。

まず天気を見ていくと、きょう雨をもたらしたこの低気圧や前線が次第に離れていく形となります。

代わりにやってくるのが九州の西にある高気圧です。

これがだんだん山梨の方に近づいてきますので晴れの天気となります。

皆さんあすは待望の洗濯日和がようやく戻ってくる見通しです。

この晴れることに加えて、上空の暖気の様子を見てみます。

あすの午後2時=だいたい最高気温が出る時間帯ですが、薄いオレンジ色は晴れれば地上で25℃以上になる目安です。

この山梨と静岡にかかる濃いオレンジ色は晴れれば地上で30℃以上になる暖気が入ってくる目安です。山梨は東部の一部以外はすっぽり入っています。

実際どのくらい気温が上がるのか、予想最高気温をご覧ください。

甲府が30℃予想で7月の上旬並みの気温。
標高の高いところでも25℃以上の夏日となりまして、きょうと比べて各地12℃前後も高くなるんです。

記録的な暑さという話をしましたが、甲府は4月の1か月間に30℃以上の真夏日となったのは、過去130年の歴史の中で11回しかありません。11回もあるのかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、単純に考えてください。4月の30日×130年=3900日のうち、たった11日ですから、1%にも満たない確率なんです。

この先、夏にかけてもどうなるかを、3ヶ月予報が発表されたので見てみます。

5月、6月、7月の気温がずっと高い予想となっています。ですから、5月でも猛暑日に迫る日も出てくる可能性がありますし、梅雨時期にも気温が高い状況となります。曇りや雨だと、普通気温は低いんですが、蒸し暑いかもしれません。
さらに7月の梅雨明け、特に後半は猛暑に厳重警戒。もしかすると40℃に迫る日も出てきてもおかしくないと見ています。

この先ずっと気温が高いので、皆さんにぜひおすすめしておきたいことがあります。

それは「暑熱順化」です。何かというと、徐々に体を暑さに慣れさせることという意味なんです。

具体的には30分程度の運動や半身浴やサウナ。要は汗をかいて、なるべく体を慣れさせることが重要なんです。これが大体人によっては数日程度から2週間ほどかかると言われています。

冷房は控えめにとありますが、もう暑いと思ったら、迷わず使ってください。ここはケチるところではありません。くれぐれも暑さ対策をお願いします。

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