小笠原諸島の近海にある熱帯低気圧が発達しながら北上しています。気象庁によりますと、24時間以内に台風へと発達するものの、日本への影響はない見込みだとしています。一方、本州付近では前線や寒気の影響で雨が強まる所がある見込みです。
気象庁によりますと、熱帯低気圧は8日正午には小笠原諸島近海の北緯24度00分(24.0度)、東経146度55分(146.9度)にあって、ゆっくりと北へ進んでいます。中心気圧は1002hPa、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルとなっています。
熱帯低気圧は、24時間以内に台風へと変わる見込みです。
9日正午までには南鳥島の近海の北緯27度25分(27.4度)、東経148度50分(148.8度)に進み、中心気圧は996hPaに発達するものとみられます。
その後も日本の東を進み、気象庁は日本付近への影響はない見込みだとしています。
一方、前線や寒気の影響で、各地で大気の状態が不安定となり、局地的に雷を伴った激しい雨が降って大雨となる所がある見込みです。
北日本と西日本では8日、関東甲信や北陸、東海では9日にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風、ひょうに注意が必要です。雨雲が予想よりも発達した場合は、警報級の大雨となる恐れもあるとしています。
また、南西諸島でも8日は局地的に大気の状態が非常に不安定となる見込みで、9日にかけて落雷や突風、急な強い雨に注意し、8日は竜巻などの激しい突風にも必要です。
この後、週末にかけて本州を中心に高気圧に覆われて天気が回復してくる見込みで、穏やかに晴れる所も多くなりそうです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。