七尾市の「のとじま水族館」で展示が始まったのは、9月10日に石川県志賀町の沖合で捕獲された体長4.4メートルのメスのジンベエザメです。
環境に慣らすため、これまで水族館近くの海上の生けすで飼育されてきましたが、11日明け方、クレーンなどを使って水族館の水槽に移されました。
水族館では以前、2匹のジンベエザメを飼育し、多くの人に親しまれてきましたが、能登半島地震の影響で水槽のろ過装置が停止し、いずれも死んだため、展示されるのはおよそ9か月ぶりです。
訪れた人たちは、早速新たに仲間入りしたジンベエザメの写真を撮るなどして楽しんでいました。
家族3人で訪れた地元の男性は「ジンベエザメがいなくてさみしい思いをしていました。展示が始まってうれしいです」と話していました。
のとじま水族館の加藤雅文 展示・海洋動物科長は「地震で2匹を失いましたが、新しいジンベエザメがしっかり泳いでいる姿を見て安心しています。水族館のシンボル的な存在なので、改めて親しんでほしい」と話していました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。