立山の初冠雪の平年日は10月12日、去年は10月8日でした。今日18日も富山県内では各地で25℃を超える夏日となりましたが、今年の立山の初冠雪はかなり遅れる可能性も…。いったいいつになるのでしょうか?

日本気象協会によりますと、立山の初冠雪の過去最も遅い記録は1977年の11月9日、次いで2016年の11月2日です。いずれもエルニーニョ現象が終息して、平常の状態になった年でした。

エルニーニョから平常やラニーニャに向かうなど、エルニーニョ監視海域の海面水温が冬に向けて下がる傾向の年は立山の初冠雪が遅れ、逆の場合は早まる傾向にあるということです。

ことしはエルニーニョが終息して平常、またはラニーニャへ向かう年となるため、過去の傾向から見ても平年より遅い傾向にあるということです。

あす19日土曜日の後半から20日日曜日にかけて、今シーズン初めての本格的な冬型の気圧配置となり、北日本に寒気が入る見込みです。しかし、上空3000m付近で0℃の寒気は新潟どまりで、立山では稜線付近で雪が混じる可能性はあるものの、積もるには至らず、初冠雪の可能性は低いとみらえます。さらに今月いっぱいは北からの寒気の影響が弱く、気温が平年よりかなり高く推移するため、立山の初冠雪はかなり遅れる可能性があるとしています。

立山の初冠雪。過去最も遅い記録を塗り替えるのでしょうか…。

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