盛岡地方気象台によりますと、岩手県内は夜間に地表の熱が奪われる放射冷却現象で気温が下がりました。

21日朝にかけての最低気温は、
▽区界高原でマイナス4.9度、
▽盛岡市薮川でマイナス4.6度、
▽葛巻町でマイナス3.1度などと、
県内34の観測地点すべてで今シーズン一番の冷え込みとなりました。

盛岡市でも0.8度まで下がり、気象台は盛岡市で初氷と初霜を観測したと発表しました。

▽初氷は平年と比べて10日、去年と比べて22日いずれも早く
▽初霜は平年と比べて5日、去年と比べて19日いずれも早い観測です。

21日朝の盛岡市の高松公園では、止められていた車のフロントガラスや地面の草などに霜が降りていました。

また、公園にある池では冷えた空気が比較的温かい水面に流れ込んで霧になる「気嵐(けあらし)」が池一面に広がる中、飛来したばかりのハクチョウがゆっくりと水面を移動していました。

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