大型の台風21号は25日、マリアナ諸島を1時間に25キロの速さで北西へ進んでいます。台風は30日頃に沖縄の南へ進む見込みです。その後の進路によっては、本州付近にも影響が広がる恐れがあります。一方、26日から11月1日までの期間は、前線や湿った空気の影響を受けやすくなる見込みです。2週間天気を詳しく見ていきます。
26日(土)~ 曇りや雨の多く本降りも…
あす26日は前線が西日本に延びる見込みです。九州南部は朝から雨で、強く降る所があるでしょう。
22日に宮崎県で線状降水帯が発生するなど、ここ数日、九州南部ではたびたび大雨となっています。
この影響で地盤の緩んでいる所があり、今後の雨によって土砂災害の危険度がさらに高まる恐れもあります。昼頃から夜にかけて、九州北部から近畿にかけても雨の所が増えてくるでしょう。
日本気象協会 tenki.jpによりますと、27日から30日頃は前線が本州付近に停滞する見込みです。雨の範囲が北日本まで広がり、本降りになることもある予想です。30日頃には、今日新たに発生した台風21号が沖縄方面へ進む見込みで、この台風の動き次第で、11月1日頃までの各地の予報が左右されそうです。
台風21号 暴風域を伴い沖縄方面へ
25日午前6時に、マリアナ諸島で台風21号が発生しました。この台風は発達しながら西よりに進み、30日には暴風域を伴った状態で沖縄の南へ進む予想です。
沖縄と奄美では、29日頃から雨の強まる所があり、台風の進路によっては30日から31日頃に荒れた天気となりそうです。
その後の台風の進路はまだ定まっていませんが、数ある気象予測モデルの中には、本州付近へ進むことを予想しているものもあります。
また、本州へ近づかなくても、周辺の湿った空気の影響で前線の活動が活発になり、11月1日頃を中心に広い範囲で雨が強まる可能性があります。
最新の台風の予想進路や気象情報に注意が必要です。
2日(土)~ 晴れのエリアが次第に広がる
11月2日(土)~7日(木)の期間は、高気圧に覆われる日が多くなる予想です。
3連休初日の2日から3日(文化の日)は、広い範囲で日差しが届きそうです。
ただ、大気の状態が不安定で、あちらこちらで雨雲が湧く見込みです。晴れても、突然の雨への備えが望ましいです。
4日(振替休日)は、北海道では一時的に雨が降りますが、そのほかは広く晴れるでしょう。その先、7日にかけても、雨は局地的で、おおむね晴れる見込みです。
なお、気温は1週目は全国的に平年並みか高い予想です。東海から西では、曇りや雨でも25℃くらいまで上がる日がありそうです。
2週目になると季節が前進。東海から西でも、日中の気温が20℃から22℃くらいの日が増えるでしょう。朝晩は10℃近くまで下がってきて、トレンチコートなど、本格的な秋の装いが活躍しそうです。
雨と風のシミュレーション 26日(土)
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