輪島市では9月の豪雨で住宅が全壊したり浸水したりするなどの被害が今月1日時点で1300棟余りに上り、4日も大勢のボランティアが住宅に流れ込んだ泥をかき出す作業などにあたりました。

ボランティアを受け入れている「輪島市災害たすけあいセンター」によりますと、4日の一日で県内外からおよそ150人が参加したということです。

妻と2人で暮らす83歳の男性は「私たちだけでは土砂を運ぶことができず、本当にありがたい」と話していました。

石川県では、奥能登地域で住宅から泥をかき出す作業を、本格的に雪の降り始める12月中旬までに終えたいとしていますが、先月18日時点で作業の進捗は目標の3割ほどにとどまり、県はさらに多くのボランティアの協力が必要だとして呼びかけを強めています。

輪島市災害たすけあいセンターの荒木正稔副センター長は「輪島市では住宅などでの泥をかき出す作業はまだ半分程度しか完了していません。狭い路地など重機を使うことができない場所が多いので、ボランティアの協力は大変助かります」と話しています。

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