七尾市で開かれた懇談会には経団連の十倉会長や北経連=北陸経済連合会の金井豊会長など、およそ100人が出席しました。

はじめに、経団連の十倉会長が「能登半島地震と豪雨で被災した人を応援すべく、義援金などの支援を呼びかけている。地域の創造的な復興に向けて、被災された人たちに寄り添った支援にこれからも取り組む」とあいさつしました。

このあと、北陸経済連合会の幹部が景観の修復や祭りの復活など、被災地の復興までの道筋そのものを見える形で伝える取り組みを強化し、災害の教訓を発信しながら教育旅行などを含めた観光客を呼び込むことで、稼げる観光地を目指すことなどを説明しました。

これに対し、経団連側は復興の過程に価値をつけて災害の教訓を観光客に体感してもらうことは、教訓の風化を防ぐことにもつながるので大きな意義があると応じ、復興の原動力として観光振興を進めていくことで一致しました。

懇談の後、北陸経済連合会の金井会長は「復興の過程も観光資源になる。例えば、輪島塗であれば仮設工房で作業している様子を観光客に見てもらうなど、いろいろなアイデアを復興につなげていくことが大事だ」と述べました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。