米津龍一気象予報士:

あすのお天気、ポイントはこちら。

雨で上着が必要な寒さとなりそうです。ちょっとヒンヤリしそうなんです。

なぜそうなるのか説明します。中国大陸から張り出している高気圧の中心が日本列島にあれば晴れるんですが、この中心が日本海にあります。

そうなると、北東方向からの湿った風の影響を受けやすくなります。

さらに、この中部山岳を迂回するように風が違う方向から流れてくるんです。

風と風同士がぶつかりまして厚い雲が沸きましてそれが雨雲となる形になります。

ですので、朝から夜に関しては、傘の出番となります。

さらにこの北東方向から流れてくる風というのは、湿ってるだけじゃなくて冷たいんです。

つまり、冷たく湿った風となりますから、その分気温が上がりませんので、昼も上着が必要な寒さとなりそうです。

雨の予想を見ていきます。

あすの午前8時はほとんど雨が降っていない状況です。

しかし次第に雨の範囲が広がってきます。あすの雨は日中にかけて、ほぼ降ったり止んだりではなくずっと雨がイメージとお考えください。

この後、午後になっても、特に峡南方面でやや雨脚が強まる時間もありまして
夜お帰りの時間も広い範囲でやはり傘の出番。

その後夜遅くにかけては雨は止んでくるかと予想しています。ですからあすは大雨まではいかない見通しです。

ただこれによって気温が上がりません。

あすの甲府のピンポイント予報を見ていくと、予想最高気温は20℃で、きょうと比べて4℃低い予想で、これはずっと気温がほぼ横ばいなんです。ところが、夜になってくるとガクンと気温が下がります。

これは上空に冷たい空気=寒気が流れ込んでくる影響で、それによってあすは朝よりも夜の方が寒いことになります。ですから、家を出掛けるときはそこまで寒さは感じないかもしれませんが、もう15℃下回って春物コートの気温ですから、くれぐれも厚手の服装をするようお願いします。

気温が今後どうなるのかを甲府の気温変化で見ていきます。

あすの気温は実は4月の中旬並み、平年よりも低いんです。あさっても冷たい空気が流れ込みやすい影響で21℃。

そこからどんどんゴールデンウィーク後半にかけて気温が上がり、4日の土曜日は30℃予想、これは7月の上旬並みの気温です。
ですから気温差がこの数日で2ヶ月以上差が出てくる形となりますので、晴れると朝と昼の気温差も大きくなりますから、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。