ミャンマーでは去年5月14日、大型のサイクロンが上陸し、西部ラカイン州を中心に少なくとも455人が死亡し、およそ790万人が影響を受けたとみられています。
その被害からの復興もままならないうちに、ラカイン州では去年秋以降、少数民族の武装勢力が軍への攻撃を開始し、戦闘が激化しています。
国連によりますと、ラカイン州では今月の時点で35万人あまりが新たに戦闘で家を追われ、国内避難民になっているということです。
UNHCRアジア・太平洋地域事務所のバローチ報道官はNHKの取材に「復興の途上で戦闘が始まり、被災者は二重苦、三重苦となっていて、悪循環に終わりは見えない。戦闘が終わらないかぎり、人々が普通の生活を取り戻すことは難しい」と話していて、避難民のさらなる増加を懸念しています。
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