藤井聡太王将(22)への挑戦権を懸けた第74期ALSOK杯王将戦リーグ(毎日新聞社・スポーツニッポン新聞社主催、ALSOK特別協賛)が24日、東京都渋谷区の将棋会館で始まった。開幕局は王将挑戦経験者同士の対戦となり、永瀬拓矢九段(32)が前期挑戦者の菅井竜也八段(32)を147手で破って4期ぶりの挑戦に向けて好発進した。
進行中の王座戦に続いてタイトル挑戦を目指す永瀬九段は終局後、「甘い手を指してしまい、自信のない展開だった。2局目以降も精いっぱい準備して頑張りたい」と語った。
リーグの顔ぶれは①菅井八段②羽生善治九段(53)③永瀬九段④近藤誠也七段(28)⑤広瀬章人九段(37)⑤佐々木勇気八段(30)⑤西田拓也五段(33)――の7人(丸数字は前期成績に基づく序列)。最終局の11月20日まで総当たり戦が行われ、挑戦者が決まる。【丸山進】
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