地震で倒壊する恐れが指摘されている松本城(長野県松本市)で、耐震工事に向けたボーリング調査が公開されました。松本青年会議所もクラウドファンディングで支援します。
国宝の松本城天守。2026来年度以降に予定される耐震工事に向け床板をはがし地下28メートルまで掘り下げる調査が始まっています。一部は見学コースからも見ることが出来ます。
松本市教委文化財課・竹内靖長 城郭整備担当課長:
「床板をはがすというあまりない事例ですので、見えるところもございますのでそういった状況もご覧いただければありがたいかな」
耐震診断で大地震が発生した時に乾小天守は「倒壊」、そのほかは「倒壊の可能性」があるなどと指摘されています。
既に耐震工事を終えた姫路城では継ぎ目を金属で補強するなどの手法をとりました。
ボーリングに続いて2025年1月頃まで発掘調査が行われ、工事の計画に生かされます。
こうした中、松本青年会議所は「松本城サポータープロジェクト」と名付けたクラウドファンディングを始めました。
耐震工事や外掘の復元など、市の負担が36億円以上と見込まれる中、2025年2月で閉店する松本パルコと協力して支援を募ります。
期間は10月末までで目標は260万円。返礼品は天守に塗る黒漆の御城印帳や、松本城をイメージしたというパルコの外観をあしらった御城印など10種類を用意します。
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