政治資金規正法の改正案の採決が衆議院の特別委員会で行われ、自民党の修正案が与党と日本維新の会の賛成で可決された。

5日午後の国会。

自民党の裏金事件に端を発した“政治とカネ”を巡る問題で大きな動きが。

衆議院の特別委員会で自民党が提出した規正法の修正案が、与党や日本維新の会の賛成多数で可決された。

自民党は、公明党や維新の要求を丸のみにする形で当初の案から3度の修正を重ねることに。
その再々修正案について、野党側は5日も「不十分」と岸田首相を追及。
政策活動費をチェックする第三者機関の早期設置を迫った。

立憲民主党・岡田幹事長：
政策活動費そのものが何でもかんでも認められるわけじゃない。第三者の独立機関が判断した上で、（政策活動費が）認められることにしないと、脱法行為をどんどん認めてしまうことになると思うが、いかがですか

岸田首相：
具体的なルールをこれから作っていくことになると承知している

立憲民主党・岡田幹事長：
年内に全部準備を終えると約束いただけないか

岸田首相：
第三者機関についても、どういった権限を与えるのか、これは簡単な議論ではありません

岸田首相は5日、“なるべく早く設置できるよう自民党としても議論に貢献していく”と述べるにとどめた。

今国会最大の焦点の政治資金規正法の改正案は6日、衆議院を通過し、舞台は参議院へと移る。

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