迷走の末、6日に衆議院を通過した政治資金規正法改正案は、7日から参議院での審議が始まりました。
野党側は、法案の“抜け穴”について厳しく追及する方針です。
参議院の政治改革特別委員会では、自民党・鈴木馨祐衆院議員は「実効的な再発防止策を策定し政治資金の透明性を確保するため、この法律案を提出した次第です」と述べ、自民党が公明党と日本維新の会の要求を受けて修正した改正案の趣旨説明を行いました。
10日から、参議院での与野党の論戦が行われます。
立憲民主党の泉代表は「(自民案は)穴だらけだ。抜け穴であり落とし穴であり、防ぐためには再修正が不可避だということであれば、再修正してもらうしかない」と述べました。
自民党案では、党から支給される「政策活動費」の上限額や、領収書の公開の在り方などが今後の検討事項となっていて、立憲民主党などの野党は、「抜け道だらけのザル法だ」と批判しています。
野党は、岸田首相の口から「検討」止まりの項目の具体的内容を引き出すべく、追及を強める構えです。
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