サッカーJ2ブラウブリッツ秋田の本拠地となる新たなスタジアムを巡り、建設候補地に加え、公設か民設かも定まっていない。秋田県の佐竹知事は、公設であっても支援することに変わりないとして、「秋田市で早くプランニングしてほしい」と注文をつけた。
秋田市は、新スタジアムを外旭川地区のまちづくり事業の一環で、卸売市場の再整備で生まれる空きスペース「余剰地」に建設するとしている。総事業費は約90億円で、県、市、ブラウブリッツが中心となる事業主体の3者が、30億円ずつ負担する計画。
一方で、穂積市長は1日、「建設候補地は八橋が一番有力だと思う」と述べた。
議論がなかなか前に進まない中、3日も県議会で質問が出た。委員が、秋田市が公設とした場合の県の対応を問うと、県の担当者は「公設も含めてどんな形でも、県民の理解が得られればしっかりサポートする」と答えた。
また、佐竹知事は「公設公営になると財源の中身が違うので、30億円というのは別。県が手を引くということではないが、秋田市で早くプランニングして出してくれれば、この場で議論できるので、これを望んでいる」と市に注文をつけた。
こうした中、秋田市は、外旭川地区以外での建設の可能性が出てきたことから、「新スタジアム庁内検討会」を立ち上げた。検討会は、これまでのまちづくり事業を担当してきた「まちづくり戦略室」と「スポーツ振興課」「公園課」で構成され、早期整備の可能性を探る。
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