NATO首脳会議出席のため米国・ワシントンを訪問した岸田首相は日本時間12日午前6時ごろ、現地でイギリスのスターマー新首相と初めて会談し、日英両国の関係を一層強化し、国際社会の諸課題に共に取り組んでいくことを確認しました。
会談は約20分間行われ、岸田首相はスターマー首相の就任に祝意を示し、スターマー首相の日英パートナーシップを重視する姿勢を歓迎する意向を伝えました。
その上で両者は「欧州大西洋とインド太平洋の安全保障は不可分であり、日英のような同志国の協力・連携は重要であること」を確認しました。
岸田首相は、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた連携や、次期戦闘機の共同開発、英国のTPP加入などの重要性を強調し、両者はAIや経済分野を含め幅広い分野で引き続き協力を進めていくことで一致しました。
また、両者は、強力なウクライナ支援と厳しい対ロシア制裁を継続していくことを確認し、中東情勢、北朝鮮への対応をはじめとする東アジア情勢についても議論し緊密に連携していくことでも一致しました。
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