任期満了に伴う大阪府箕面市長選挙は、維新の会所属の現職と自民党を離党した元大阪府議が争う構図となりました。
立候補を表明しているのは、現職の上島一彦市長(66)と、原田亮元大阪府議(37)です。
上島市長は、大阪維新の会の公認で立候補し、原田元府議は自民党を離党していて、無所属で立候補する方針です。
上島市長は15日、大阪市内の大阪維新の会党本部で記者会見を開き、公約を発表しました。
「日本一親切な市役所」「子育て教育日本一のまちづくり」などを掲げ、新しい市立病院を、箕面船場阪大駅の近くに建設する、としています。
上島市長は、「箕面市の特徴は緑だ。この緑をいかしつつ、大阪府の吉村知事や大阪市の横山市長と連携しながら、利便性の高い街を作っていく」と話しました。
一方の原田元府議は12日、箕面市役所で会見を開き、公約を発表しました。
「子育て・教育世界一のまち」「緑あふれる、つきぬけるブランド力あるまち」などと掲げていて、子育て世帯へのオムツの定期宅配を実現したい、としています。
原田元府議は、「自分も2児の子育てのまっただなかであり、子育て世代の目線に立った支援策を行いたい」と話しています。
上島市長は先月の市議会で共産党の議員に「万博行くなよ」「出入り禁止や」とやじを飛ばし、その後、撤回しています。
一連の経緯について、15日の会見で「不規則発言だった。改めるものは謙虚に改める」と話しました。
原田元府議は「政党の対立ではなく、幅広い声を聞きたい」と話しています。
箕面市長選挙は、8月25日に投開票が行われます。
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