海上自衛隊での相次ぐ不祥事を受けて辞任した海自トップの酒井海上幕僚長の後任として着任した斎藤海上幕僚長は23日、初めての記者会見に臨み「問題に誠実に向き合い、国民の信頼回復にあたっていく」と強調した。

斎藤海幕長は会見で一連の不祥事について、「特定秘密に関する不適切な取り扱い、潜水手当の不正受給および不正喫食という国民の皆様の期待と信頼を大きく損なったことを深刻に受け止めている」と述べた。

その上で、「海上幕僚長として問題に誠実に向き合い、国民の皆様からの信頼回復に当たっていく」と強調し、来週、主要指揮官を集め、再発防止のための取り組み状況を確認・徹底すると明らかにした。

また海上自衛隊の再生について「4万3000名を超える隊員とともに、我々が国家国民のためにあるという原点、海上防衛の奉仕者であるという原点を忘れることなく、我が国のため、海上自衛隊のため自らの職責に誠実に取り組んでいきたい」と意気込みを語った。

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