佐世保市で高校1年生の女子生徒が同級生に殺害された事件から今月26日で10年です。
生徒が通っていた高校でいのちについて考える集会が開かれました。
高校では毎年、命の大切さについて考える集会を開いていて、校長が校内放送で生徒たちに呼びかけました。
校長
「きょうは皆さんと共に亡くなった先輩のご冥福をお祈りし、いのちについて思いを巡らし二度と同じようなことが起きないよう、誓いを新たにしたいと思います」
2014年7月26日、佐世保市内のマンションで当時、高校1年の女子生徒が殺害され、事件を起こした同級生の加害少女は医療少年院に収容されました。
講話のあと、生徒全員で奪われた命に黙とうを捧げました。
高校は毎年、テーマを変えながら命の尊さや生きる意味について考えを深める教育を行っています。
校長の会見
「命が奪われたり、誰かが奪ったり、一つ間違えば自分自身が被害者にも加害者にもなる。命というのはそういうものだと伝えることが、この事件を風化させないことだと認識している」
高校では年間を通じて「心とからだのチェック」と「いじめ調査」を行い、生徒たちの心のケアに務めています。
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