政府は19日、経済財政諮問会議を開き、人口減少が加速する中での経済成長の実現について議論した。民間議員からは、次世代型の太陽電池や原発を念頭に、低コストで電力を安定供給できる革新的な脱炭素技術の研究開発を進めるべきだと提言があった。
岸田文雄首相は会議で「脱炭素につながり、国内で稼ぐ力を強くするエネルギー構造に転換していく」と述べた。
十倉雅和経団連会長ら民間議員はエネルギー戦略を巡り、折り曲げ可能でさまざまな建物に設置できる「ペロブスカイト太陽電池」や、風車を海上に浮かべる浮体式洋上風力発電の開発や普及の促進を訴えた。原発の次世代革新炉についても、安全面に配慮した上で建設が必要とした。当面は地元の理解を前提に停止中の原発の再稼働を進めることも求めた。
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