岸田首相の退陣表明を受け、自民党内の動きが活発化しています。

政権を中枢で支えてきた麻生副総裁と茂木幹事長は、14日午後、東京都内の鉄板焼き店で約2時間半にわたり2人きりで会談しました。

総裁選出馬への意欲をにじませていた茂木氏の周囲からは、岸田首相の不出馬を受け「これで堂々と戦える」との声があがっていて、今夜の会談で茂木氏が出馬の意向を伝えたか、麻生氏がどう応じたかが注目されます。

一方、台湾を訪問していた石破元幹事長が午後8時40分ごろ、羽田空港に到着しました。

帰国前に石破氏は、立候補に必要な推薦人20人を確保できれば「ぜひとも出馬したい」と話していて、調整を本格化する方針です。

さらに、福田元総務会長ら中堅・若手の議員が、総裁選への対応を協議したことがFNNの取材でわかりました。

中堅・若手の一部は、当選4回の小林鷹之議員の出馬を模索していて、動きが活発化する可能性があります。

自民党・小渕選対委員長:
総理総裁を十分にお支えできなかったことについては、大変申し訳ない思いでいます。

小渕選対委員長は、「老・壮・青、女性、多くが手を挙げ、開かれた総裁選ができなければ党の再生はない」と述べました。

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