河野太郎デジタル相は26日、国会内で記者会見を開き、来月27日の自民党総裁選挙への立候補を表明した。
河野氏は冒頭「自由民主党の総選挙に出馬致します」と表明した。
続けて「これまでの総裁選は日本という国の形を議論すれば良かったが、今回は初めて世界の形を議論しなければならない形となった」と総裁選出馬の意義を語った。
その上で、「一人一人の生活の中の将来不安を取り除く、これをしっかりやらなくてはいけない。今までとやり方を変えなくてはいけない」と掲げ、「傷だらけになりながらも改革をとことん進めていこう、という強い意志があるのか、やるべき改革をやった実績があるのか」と提起し、自らのコロナワクチン政策や、マイナンバーカード、ライドシェアなどでの改革の実績を打ち出し、「いろんな批判はいただいたが、それなりに物事を前に進めてやってきた」と成果を強調した。
立候補表明にあたっては、「失われた国民の信頼を取り戻すべく強い覚悟」で党改革に臨む姿勢を真っ先に掲げた。
その上で、」「日本を前に進めるための5本柱」として①憲法改正、②外交安全保障、③経済・地域活性化、④デジタル、⑤防災・危機管理政策を挙げた。
スローガンは「国民と向き合う心。世界と渡り合う力 有事の今こそ、河野太郎」と題し、外相・防衛相などの豊富な政治経験を武器に、他の候補と差別化を図りたい考えだ。
また河野氏は、派閥の裏金事件については「真相究明が出来ず、書類を訂正して捜査当局的には終わったのかもしれないが、国民の皆様の目から見て、けじめが付いたと言えるのか」とのべ、さらに収支報告書に記載しなかった不記載額を返納するべきだとの考えを示した。
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