「猛省を促す」と強い言葉で、東京電力に原因究明を求めた齋藤経済産業大臣。
東京電力・福島第一原子力発電所2号機で設備にミスが見つかり、燃料デブリの取り出し作業が中断してから1週間が経った。
現場のミスは、ロボットを格納容器の中に押し込むための棒の順番が違っていたというもの。
作業の1カ月前、これを組み立てた時点で間違っていたとみられていて、東京電力が立ち会わず協力企業だけで作業が進められたことが問題視されている。
東京電力は「関係者へのヒアリングを継続しており、要所における当社の関与の在り方についても、現在確認を進めているところです」と説明。この作業に関連した十数人に聞き取りを行っているが、関係者によると、齋藤大臣が期限としていた「今週中にも」の対応は間に合わず、原因と対策の報告は来週にずれ込むこととなった。
放射線量が極めて高く、人が近づけないことから廃炉の「最難関」とされる燃料デブリの取り出し。作業の再開は、大臣への報告を終えた来週以降で、今週中の再開は断念されている。
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