台風１０号の愛媛の最接近が３０日夜から３１日未明と見られるなか、中村知事が２９日、「西日本豪雨を上回る雨が降る恐れがある」として、最大の警戒を呼びかけています。

中村知事：
「西日本豪雨災害。あれだけの被害をもたらした西日本豪雨災害を場合によっては上回る降雨量が襲ってくる可能性がある」

愛媛県は２９日に災害対策本部を立ち上げ、台風への警戒態勢を引き上げました。

今回の台風１０号では南予で９月１日までに、最大で７００ミリの雨が降る恐れがあるとしています。６年前の西日本豪雨で西予市で４日間降った雨はトータル５４０ミリ。この時の雨を大きく上回ります。

中村知事：
「避難などの情報が入った時は、例え無駄足になっても早めに対応いただく。特に（避難で）動く時は暗くなる前に動く方が安全ですから、その辺りも考えて行動を起こして頂きたい」

今回はすでに避難指示が出ている自治体があるものの、実際の避難は進んでいないとみられ、中村知事は最大限の警戒を呼びかけています。

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