立憲民主党の小沢一郎衆院議員(82)は2日、代表選(7日告示、23日投開票)で野田佳彦元首相(67)を支援する方針を固めた。小沢氏が率いる党内グループ「一清会」(12人)の多くが野田陣営に加わる見通し。複数の関係者が明らかにした。

 小沢氏は2日、国会内で一清会のメンバーや野田氏に近い議員らと断続的に協議。3日にも野田氏と会談し、支援を伝える意向だ。これまで代表選をめぐり泉健太代表(50)の交代を唱え、野田氏のほか枝野幸男前代表(60)や江田憲司元代表代行(68)らと会談を重ねてきたが、次期衆院選で野党で幅広く連携するには野田氏が適任と判断したという。

 小沢氏は野田政権の2012年、マニフェスト(政権公約)になかった消費増税を進める執行部に反対して集団で離党。その後、野田氏は衆院解散に踏み切ったが大敗、民主党政権の下野に追い込まれており、両氏はかつて対立関係にあった。(伊沢健司)

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