サッカーJ2・ブラウブリッツ秋田の本拠地となる新たなスタジアムについて、秋田市は18日、「必要な条件を全て満たしている」として、八橋運動公園を候補地として絞り込む考えを改めて示した。

秋田市は、外旭川地区の卸売市場の再整備で生まれる空きスペースに新たなスタジアムを整備する計画を進めてきた。

しかし、Jリーグからスケジュールの遅れを厳しく指摘されていることを受け、穂積市長は、開会中の市議会9月定例会で新スタジアムの候補地を八橋運動公園の第2球技場と健康広場に絞り込み、共用開始の時期をこれまでの2032年から1年以上の前倒しを目指す考えを明らかにした。

18日に開かれた市議会総務委員会では、庁内の検討会の調査の結果、八橋運動公園が津波浸水想定区域外であることやアクセスの良さなど、条件を全て満たしていることが示された。

委員からは「やっとここまで来たという感じがする。個人的には、この案をライセンスを検討する組織に出せば、9月末にライセンスが下りるのではないかと期待している」などの好意的な声が聞かれた。

また、第2球技場は中学校の部活動や大会などで利用されるため、代わりの場所が必要となるが、市はASPスタジアムと多目的グラウンド、それに勝平市民グラウンドを候補として示し、利用団体などと既に交渉を始めていることを明かした。

市は2024年中にも場所を決め、県やクラブと整備手法などの協議を始めたいとしている。

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