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 石破茂元幹事長が19日、『ABEMA Prime』の自民党総裁選の候補者9人による討論会に出演し、自身の交友関係において重要視している点に「呼び捨てにしてくれる人は大事」と語った。

【映像】石破茂元幹事長、元総理にもらった重い言葉

 番組では27日に投開票が行われる総裁選を前に、日本の若者の将来、ネットを中心に広がる社会の分断などをテーマに、候補者たちが議論を展開した。その後、企画としてあまりうかがい知ることができない人柄を紹介しようと「友だちとは」というトークテーマを設定。各候補者が順番に友だちの定義、友だちとのエピソードを紹介していくと、石破氏は学生時代、銀行員時代の仲間について語り出した。

 「学生時代の友だちもそうだが、銀行員を4年やった。学生時代ならいいところだけ見せることもやれないことはないが、同じ銀行、同じ店で働いていると、本当にその人の人格が見えてくるところがある。もう銀行を出て40年以上にもなるが、あの時の仲間は今でも集まるし、とても嬉しい」と、苦楽をともにした仲間のありがたみを語った。さらには「議員の中でも『石破』と呼び捨てにしてくれる人は大事にしたい」と付け加えた。

 また、「ある総理大臣から『石破君ね、総理になると誰も本当のことを言ってくれなくなるんだよ』みたいなことを言われたのが、すごく印象に残っている」とし、その経験を踏まえ「だから私も大臣をやらせていただいた時、秘書官には『大臣、それは違います』という人を選んできた。『さすが大臣』『おっしゃる通り』みたいな人ばかり置いてはダメ。違うと言ってくれる人を選ばないと判断を間違える」と振り返っていた。

 また、政策議論で、石破氏は投票を義務化を提案。「自民党では常に少数説だが、投票は義務化すべきだと思っている。この国がどうなろうが、この地域がどうなろうが知ったことではありませんというのは、私はいいことだと思っていない」と述べ、必ず選挙に参加することで、国民全体の意識が変わると訴えていた。
(『ABEMA Prime』より)

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